2008年のドラマを見てきて

Posted at 08/12/25 Comment(0)» Trackback(0)»

ドラマの評価は視聴率というもので語られやすいけど、視聴率とそのものの評価はやはり関連性はあっても絶対的な意味を持たなくなってきてると思う。

それが良く感じられたのが2008年だったかな。

視聴率が高いものは、多くの人が見てるという形に過ぎない。

ごくせんにしかり、CHANGEにしかり。多くの人が見たけど、絶賛する声はあまり聞こえなかった。

だけど、話題性を伴ってきているドラマは、多少不利な枠でもハンデを乗り越え視聴率の上昇という形で目だってきたものもある。それがROOKIESだったのではなかろうか。

宣伝やグッズのコラボをこんなに一生懸命しちゃって大丈夫なのか?と思ったものだけど、内容が負けてなかった。スポーツ根性物は王道で古臭いけど、それがかえって新鮮で懐かしかった。 

ラストフレンズも話題性が高かった。評価はされてきているけれど、多少過剰評価のような気もしている。このドラマが魅力的かつ毎週目を離さなかったことは私も感じてきているけれど、このドラマがテーマとして見せたいこと、そしてそれをきちんとした形でどうまとめて見せてくれるのか。その2点をきちんとしてしてなかった点がどうしても私としては評価できない理由となってしまう。

逆に、多少グダグダでもテーマを貫き通し、最後はびしっとまとめてくれるドラマは私なりにかなりポイント高くなります。そんなドラマは滅多に無いけれど…。

あ、風のガーデンがそうだったか。途中まであまり面白いとは思えず、だけどいいシーンもちらほらあるので結局最後まで見ました。特に最後の3話は見ごたえがあったと思います。

流行語大賞にもなったAround40も面白かった。私はまだアラフォーじゃないけれど、共感できるシーンも多いし、主役の天海祐希さんは素敵でした。プロデューサーの瀬戸口さんて花男映画は大ヒットさせちゃうし流行語大賞は取っちゃうし奥様は大臣になっちゃうし、やっぱり何かしら強い何かを持ってるんじゃないかしら…。私はアラフォーがそこそこ当たるとは思ってもいませんでしたので、瀬戸口さんの時代を見る目は凄いとしかいいようがありません。

10月クールは流星の絆が最高だった。

王道のミステリーだけれど、人間ドラマとしても完成度が高かった。ところどころのドラマ内ドラマも面白かったけど趣味に分かれるところ。先ほどに書いたとおり、私はやはりドラマの中でテーマがしっかりしてるもの、人間がきちんと描かれている作品が好き。だから流星の絆は見る前からうっかり犯人を知ってしまっていてもきちんと楽しめました。

そしてこのドラマが数字を取ったということも合わせて嬉しかったです。前年の同じクールでの歌姫はとても素晴らしい作品でしたが数字に恵まれず残念に思っていました。同じ磯山プロデューサーの作品で、今度は数字がついてきた事が単純に嬉しい。クール最下位からクールトップに。だけど、歌姫も流星の絆も彼女の志はほとんど変わらない。むしろきちんと受け継がれていると感じました。彼女の作品はハートフルでしっかりと人間が描かれたものばかり。

アクの強さを克服したらきっとこれからも数字がついてくるんじゃないかな…と私は思います。

あと、面白かったのはエジソンの母。大好きなドラマだったけれど、やっぱり数字がついてこなかった。オーマイガールでもそうだったけれど、子供に振り回される話は食いつきが悪いのかもしれないと感じました。でもそれ以上にエジソンでは主役の伊東美咲さんがやはり足を引っ張った印象があります。彼女をしっかりあて書きした脚本は素晴らしかったけれど。オリジナルドラマだからこそ、主役として魅力のある人が良かったのかも…。

斉藤さんも印象深かった作品。メッセージがしっかりしていて、キャストがみな芸達者な人ばかりなのが良かった。テーマは身近なところだったし。好きなキャストがいなかったけど面白かった。

日テレの作品はさえない印象のものが多かったけれど、テーマが一貫してる分かりやすいものは時々いいものを作ってくれるので是非これからは頑張って欲しい。でもまずは同じようなキャスティングをやめて新鮮なキャスティングに挑戦して欲しい。

フジテレビのは今年は迷走した印象を受けました。ラストフレンズがその象徴とも言えそう。数字欲しさにあれこれと設定やら脚本を変えたんじゃないかなと見てる私でも分かりました。その迷走ぶりを引き継いだのが、太陽と海の教室であり、イノセントラヴでありセレブと貧乏太郎なのだと思う。死とか衝撃的なシーンで何とか食いつなごうとしたり…。どうして最初からきっちり最後までやりとげずに小手先で何とかしようとするんだろう…。だけど、風のガーデンに救われた。

フジテレビもTBSも同じくらい制作能力が高いと思う。けれど志が違う。本気を出して欲しいです。

TBSはイマイチ数字がついてこない。それぞれの枠もイマイチ有利でないところばかりで損をしていると思う。土8はめちゃイケと世界一受けたい授業が、金10は金曜ロードショーとフジの時々の特番、日9は行列とテレ朝の映画がある。

駄目なものはとことん駄目な作品もある。だけど、いいものは他より群を抜いていいものを作ってくれる。チームが一体となった時にはものすごいキセキを発揮してくれる。それを感じられたのがROOKIES。流星の絆も良かった。去年の花より男子、歌姫もそうだった。

金10は合格点以上の枠だけれど、日9はもっと頑張って欲しい。一番いい枠なのだから本気を出した時はきっと結果もついてくるはずなのにもったいないです。


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